
「整体師に興味はあるけれど、自分に向いているのだろうか」と考えたことはありませんか?
整体の経験がない方であれば、「手先が器用じゃないと難しいのでは?」「人と話すのが得意じゃないとできない?」「体力が必要なのでは?」など、いろいろな不安があると思います。
特に40代・50代から新しい仕事として整体師を考えている方の場合、年齢のことも気になるかもしれません。
私は整体師として20年以上、整体スクールの講師としても20年以上、さまざまな受講生の技術指導に携わってきました。
その経験から感じるのは、最初から整体が上手にできる人だけが整体師に向いているわけではないということです。
今回は、これまで多くの受講生を指導してきた経験をもとに、どのような人が整体師に向いているのか、また「自分には向いていないかもしれない」と感じている方にも知ってほしいことをご紹介します。
整体師に向いている人と聞くと、「手先が器用な人」「身体について詳しい人」などを想像するかもしれません。
もちろん、そうしたことが役立つ場合もあります。
しかし、私が長年受講生を見てきて大切だと感じるのは、最初から技術が上手にできることよりも、分からないことを確認し、繰り返し練習できることです。
整体の技術は、一度教えてもらっただけですべて身につくものではありません。
実際に身体に触れ、手の位置や力の方向、自分の身体の使い方などを確認しながら、少しずつ覚えていきます。
整体師というと、施術の技術ばかりに目が向きがちですが、人と接する仕事でもあります。
施術を受ける方が、どこに不調を感じているのか、いつ頃から気になっているのか、どのような時につらく感じるのかなど、話を聞くことも大切です。
一方的にこちらから話すのではなく、まず相手の話を聞くことができる人は、その経験を整体の仕事にも活かせると思います。
これは話が上手であることとは少し違います。
「話すのが得意ではないから整体師には向いていない」と考える必要はありません。相手の話を聞こうとする姿勢が大切です。
整体を学び始めると、分からないことが出てくるのは当然です。
「この手の位置で合っているのか」「力を入れる方向はこれでいいのか」など、実際に施術を練習して初めて出てくる疑問もあります。
そのような時に、自分だけで判断せず、講師に質問したり、もう一度確認したりすることが大切です。
私が実技を指導するときも、受講生本人は教材と同じように行っているつもりでも、手の位置や身体の使い方が少し違っていることがあります。
その違いを実際に確認しながら修正していくことも、実技講習の大切な役割です。

実技講習では、講師が手の位置や身体の使い方を確認しながら、一人ひとりに直接指導します。
整体の技術を身につけるためには、繰り返し練習することが必要です。
一度習っただけで思うようにできなかったとしても、それだけで「自分には向いていない」と判断する必要はありません。
何度か繰り返しているうちに、最初は分からなかった手の感覚や身体の使い方が少しずつ分かってくることがあります。
派手なことではありませんが、こうした練習をコツコツ続けられることは、整体を学ぶうえで大切なことだと思います。
整体師は、人と直接関わる仕事です。
施術を受ける方の身体について考え、その人に合わせて対応していく必要があります。
そのため、「人の役に立ちたい」「身につけた技術を人のために活かしたい」という気持ちを持っている方は、整体を学ぶ一つの原動力になると思います。
最初は家族や身近な人のために整体を覚えたいと思って学び始め、そこから整体の技術に興味を持つ方もいます。
資格を取ることだけを目標にするのではなく、「この技術を誰のために使いたいのか」を考えてみるのもいいと思います。
「自分は手先が器用ではないから、整体師には向いていないのでは」と心配する方もいるかもしれません。
これまで受講生を指導してきましたが、最初から手の使い方が上手な人もいれば、覚えるまでに少し時間がかかる人もいます。
しかし、最初の器用さだけで整体師に向いている・向いていないが決まるわけではありません。
大切なのは、正しい手の位置や体の動きを確認し、繰り返し練習することです。
最初は思ったように手を動かせなくても、講師に確認してもらいながら何度も練習することで、少しずつ身についていきます。
整体師という仕事に対して、「かなり力が必要なのでは」と考えている方も多いと思います。
しかし、整体は単純に腕の力だけで行うものではありません。
施術するときの立ち位置や姿勢、自分の身体の使い方なども重要になります。
腕の力だけに頼ろうとすると、施術する側の身体にも負担がかかります。
そのため実技では、手技そのものだけではなく、施術する側の身体の使い方についても確認することが大切です。
「力が強くないから向いていない」と最初から決めるのではなく、まず正しい身体の使い方を学ぶことをおすすめします。
40代・50代から整体師を考えている方にとって、年齢は大きな不安の一つだと思います。
「もっと若いときに始める仕事なのではないか」と考える方もいるかもしれません。
しかし、40代・50代には、これまで仕事や家庭、人との関わりの中で積み重ねてきた経験があります。
接客をしてきた経験、部下や後輩を指導してきた経験、子育てをしてきた経験など、一見整体とは関係がないように思える経験でも、人と接する仕事の中で役立つことがあります。
若い人と同じである必要はありません。これまでの経験を活かしながら、新しく整体の技術を身につけるという考え方もあります。
▶ 50代から整体師を目指すのは遅い?現役整体師が実際の受講生を見て感じること
整体を学ぶ前から、「自分は整体師に向いている」「自分には向いていない」とはっきり分かる人は少ないと思います。
実際に学んでみて初めて、「身体のことを勉強するのがおもしろい」「人に施術することにやりがいを感じる」と気づくこともあります。
反対に、最初は自信があっても、思ったように技術を覚えられず悩むこともあるかもしれません。
大切なのは、最初から自分で可能性を決めてしまわないことです。
興味があるのであれば、どのようなことを学ぶのか、どのような実技指導を受けられるのかを確認してから判断しても遅くありません。

講師の実技を実際に見て、教材でも確認しながら整体の技術を学んでいきます。
・人の身体について学ぶことに興味があるか
・分からないことを確認しながら学べるか
・繰り返し練習を続けられるか
・人の話を聞くことを大切にできるか
・身につけた技術を人のために活かしたいと思えるか
Q. 人と話すのが苦手でも整体師になれますか?
話が上手であることだけが大切なのではありません。施術を受ける方の話を聞き、相手が何に困っているのかを理解しようとする姿勢も大切です。
Q. 力が弱くても整体師を目指せますか?
整体は腕の力だけで行うものではありません。立ち位置や姿勢など、自分の身体の使い方を学ぶことも重要です。
Q. 不器用でも整体の技術を覚えられますか?
最初から上手にできる人ばかりではありません。実技講習で手の位置や動きを確認し、繰り返し練習しながら身につけていくことが大切です。
Q. 40代・50代からでも整体師を目指せますか?
年齢だけで向き・不向きを決める必要はありません。これまでの仕事や人との関わりで得た経験を活かせることもあります。
整体師に向いているかどうかを、始める前から一つの基準だけで判断することは難しいと思います。
手先の器用さや年齢だけではなく、人の話を聞くこと、分からないことを確認すること、そして繰り返し技術を練習することも大切です。
健友館整体師養成所では、自宅で写真教材・動画教材を使って事前学習を行い、実技講習で講師から直接指導を受けながら資格取得を目指します。
「自分にも整体師ができるだろうか」と考えている方は、まずどのように整体を学ぶのかを確認してみてください。
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この記事を書いた人

健友館整体師養成所 越田
整体師として20年以上、整体スクール講師としても20年以上、整体の技術指導に携わっています。これまで多くの受講生と接してきた経験をもとに、整体師を目指す方に役立つ情報をお伝えしています。
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